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          第35回 
          年下と付き合えば、第二の青春が送れます。 
         さて、年末に趣味の効用について、少し触れましたが、 
          読者の皆さんは、何か趣味をお持ちでしょうか? 
          好きなモノがある人には、 
          熱心に粘り強く、物事に取り組む姿勢がみられ、 
          新しい発見に喜びを感じる心があると云えるでしょうから、 
          ないよりあったほうが良いに決まっていますよね。 
        私自身は幼い頃、将棋の虜になりましたが、 
          今でも、その恩恵を受けていると感じることが度々あります。 
          なかでも、年下と一緒に遊べることは、いいですね。 
          なにより、同好の士に年齢の差は関係ありません。 
          時折、酒を酌み交わす友人がいますが 
          気づくと、既に10年の付き合いです。 
          お互いが大学生と中学生だった頃には 
          考えられなかったことですから、まったく不思議なものです。 
        また学生の頃、家庭教師をしていたときに出会った男の子とも 
          はや10年の付き合いです。 
          カラオケやドライブなどをするだけですが、 
          気楽な話し相手がいると云うのはいいことですね。 
        そして、若さのパワ−を貰うなら、なんと云っても 
          今、勉強を教えている中学生たちです。 
          確かに、彼らのようなワンパク盛りの子供たちを相手にすると、 
          ヘトヘトになることもありますが、 
          楽しいことが多いです。 
        そう考えると、 
          年配の方が年下の友人を何人か持てたなら、 
          気持ちが若返ること間違いないでしょう。 
          年下の者に対して、ツマラナイ説教や自慢をしないのなら、 
          その人は年長者として、周囲からしかるべく遇される筈です。 
        あとは、皆からどう云う風に見られたいのか、 
          普段から、ご自分の理想像を頭に描いておくことが大切でしょうね。 
          聖人君子のような人になりたいのか、 
          少しオッチョコチョイで、皆から慕われる人になりたいのか、 
          頑固オヤジで怖いけど、頼りになる人がいいのか、 
          どのタイプを目指すのが自然か、 
          普段からご自分の性格とよく相談しておくことが、 
          必要ではないでしょうか。 
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