山本理さんの「男が語る美容に効く話」

第37回
原価ゼロでやさしく思われる法

会社を退職した後、新しく習い事を始めて
若い仲間を見つける方もおられるでしょうが、
年齢がご自分より下の人と接するには
コツがあるように思います。
先ず一番簡単なのはやさしく思われることです。
そのポイントは相槌を打つことと
相手を褒めることではないでしょうか?

別に私の教え方が上手いとも思いませんが、
10人の子供たちをそれぞれ教えているときには
この二つのことをするように心がけています。
だからと云って
無理に褒めているつもりもありませんが、
「ウン、そうやなあ」
「よく集中しているなあ」
「すごいなあ」
「エライなあ」
と、まあこんな感じで
できるだけガミガミ云わないようにしています。
皆、多かれ少なかれ長所はあるわけで、
今まで「褒めないでください」と親御さんからも
文句を云われたこともありませんし、
子供たちとの潤滑油として重宝しています。
人は誰しも他人から同調されたり、褒められて
否定することもありませんし、
まして恨むことなんてことはないですものね。

ところで、お客様のなかには云いかたは悪いですが
この人には上手くコロガされた、と思うことがありましたが
たとえば「山本さんっていい人ねえ」なんて云われたら
もうイチコロで、そんなときはいつも以上に
頑張ってしまいました。
しかし、後日他のスタッフにも
同じ言葉を吐いておられるところを目撃しましたが
そうなると「してやられた」と私は苦笑するばかりでした。
このケ−スのようにお客様と云うことを差し引いても
年配の方だから許されることって結構あるのではないでしょうか?

概して目上の方が下手に出たのなら
若者はツッケンドンには出来ません。
そうは云っても、あまり度が良すぎると
最初は「いい人」と思われても
次第に「ドウでもいい人」とさえ思われかねないので
その匙加減が難しいですが、
キツイ性格の人には誰からも敬遠されることを考えると
やさしい人は、先ずは
カッコよくなるための第一関門を
突破されていると云えるでしょうね。


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