山本理さんの「男が語る美容に効く話」

第59回
鏡よ鏡、世界で一番カッコいいのはダ〜レ?

食い気と色気のどちらを取るかと訊ねられて
建前は食い気、本音は色気という方は
老若男女に拘らず多いと思いますが、
その色気を発酵させる第一歩は異性の目を気にすることでしょう。
いつだったか、テレビのニュースで
ある町の銭湯が「混浴タイム」なるものを設けたところ、
反響が大きくて、その時間には年配の男女が
大勢押しかけたと伝えていたことでも、そのことがわかります。
現在、銭湯の混浴は法律で認められていませんが、
皆の楽しみに男女混浴専用銭湯があってもいいと思うのは
私ぐらいなものでしょうか。

考えてみれば、異性の目を意識しているか、そうでないかは
自分の姿を鏡で見る回数で判断できるのかもしれません。
たとえば私が高校生の頃、
休み時間になると必ずトイレに行って
自分の顔を鏡でチェックするクラスメイトがいました。
この行動は単なるナルシストというべきかもしれませんが、
そのときの彼の頭にあるのは女の子だったでしょう。
また、誰もいないエレベーターに乗ると、
備え付けの鏡で自分の姿をチェックする方がおられます。
実は私もその一人ですが、
どうして他人のことまでわかるかといえば、
エレベータを待っている間、
傍に置かれている防犯カメラで
その中の様子を知ることが出来るからです。

ところで、鏡で外見に気を配るのは軍人も同じで、
色気とは関係ない男くさい場所で、
身だしなみなど二の次だろうと考えてしまいそうな
アメリカの陸軍士官学校や海軍兵学校の校舎や宿舎には
姿見の鏡がたくさん置いてあるそうです。
それというのも、鏡で自分の姿を見て、
部下の目にどのように映っているのか
確かめることが大切だと考えられているからだそうです。
 
こうしてみてくると、
みんなからモテる人になるには
まず、「ミラーマン」「ミラ−ウ−マン」を目指すのが
いいようですね。


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