山本理さんの「男が語る美容に効く話」

第68回
財布に手を突っ込むなら自分のものから

カッコよくなるには
普段からカッコ悪くならないように心がける必要がありますが、
先ず覚えておきたいことは外見に気を配ることではなく、
お金との付き合い方ではないでしょうか?
それをマスターしておかないと、実生活で支障をきたして
人からアンポンタンな奴だと
判断されてしまうことにもなりかねません。

私がよく見かけて、その度に首をかしげたくなるのは
駅の券売機で切符を買うときに
小銭の持ち合わせがないからと
友人から十円玉を貰おうとする人がいることです。
もちろん、その人が素寒貧というわけではなくて
手持ちの千円、五千円をくずしたくないという
理由にもならない理由によるものですから、
頼まれた人が当惑されるのも当然ですよね。
一方、人のお金を貰おうとする側は
平気の平左といった様子なので
それが初めてではないことがわかります。
六十代の女性でもそのようなことをする人がいて
驚いたことがありますが、
これは少額ということで断りにくい
相手の心理につけこんだ行為といえるでしょう。

他にも「自分のお金は大切に、人のお金に手を出そう」を
モットーにしているのではないかと
思いたくなるようなことは少なくありません。

たとえば、休日に町を歩いていると
募金活動に精を出している人もいますが、
私がその人たちの前を素通りするときには
何だか恨めしそうな顔で見られているような気がして
きまりが悪くなります。
しかし、使いみちがはっきりしないような募金が多いですし、
大学生が十人くらい立っているのを見ると、
彼らが一時間、二時間アルバイトをして、
稼いだお金を募金したほうが
金額的にも余程いいのではないか、なんて私は思ってしまいます。

でも、私がこんな僅かな金額のことを書いているということは
お金に潔癖症なのかシミッタレタ男か
どちらかに違いありませんが、
どうも、スケールが小さすぎるというのが本当のようですね。


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