山本理さんの「男が語る美容に効く話」

第80回
将棋を指して気づいたこと

将棋や囲碁も脳に汗をかくトレーニングとして
格好のゲ−ムだと思います。
実は汗をかくのはアタマばかりではありません。
プロのなかには対局が終われば
二、三キロ痩せる人もいるそうですから
これはひょっとすると、究極のダイエット法かもしれません。

ところで、アタマの体操としてオススメするのは
将棋は場所を選ばないからです。
ある程度上達すると、
盤面を思い浮かべることが出来るようになるので、
盤や駒がなくても将棋が指せます。
そうやって一人でも楽しむことも出来るので、
プロの先生方なら仮に一週間くらい、
何にもない部屋のなかで過ごす羽目になっても、
苦にならないのかもしれませんね。

そう云えば、私が町の将棋道場に通い始めると、
小学校では教わらないようなことを体験しました。
先ず不思議に思ったのは
当時三級だった友人や私が四段のオジサンと将棋を指すと、
どういうわけだか子供の私たちが勝つのです。
急に強くなったのかな?と思って、他所の道場へ行くと、
私はやはり三級と云うわけなので、
オトナの棋力にはサービス料が
入っていると気づくのに時間はかかりませんでした。

また、道場へいつ来ても、
先生としか指さない方もおられました。
特に、これは年配の方にみられました。
負けて相手にアタマをさげることが厭なのでしょうが、
将棋は勝ち負けを競うゲームなのに
勝負を避けるのですから、
将棋の面白さは半減しているのではないか、
と子供心に思ったものです。

子供とオトナが同じ時期に将棋を始めると、
大抵、子供のほうがすぐに強くなるようです。
それは子供には、ただただ強くなろうと云う
純粋な気持ちがあるからでしょうが、
オトナには人の目を気にする気持ちが
棋力アップを邪魔するのかもしれません。
ですので、吸収しようとする意欲を
どうやって持ち続けることが出来るかが
若さの表れと云えるのでしょうね。


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