山本理さんの「男が語る美容に効く話」

第82回
ライバルは誰?

今の時代なら、男性にも女性にも
敷居を跨げば七人の敵がいるのでしょうが、
読者の皆さんにはライバルはいるでしょうか?

もしかすると、自分自身がライバルです、
といった方もおられるかもしれませんね。
発奮や落胆の材料になる存在は
何か熱中するような対象があると云うことに他なりません。
ですので、毎日が充実しているかどうかの
目安になると云えるのではないでしょうか?
 
ところで、スポーツの世界でも
ライバルの存在が大きいことはよく知られていますよね。
他の人は置いてきぼりにして、
ある若手選手たちだけが
あれよあれよという間に上昇気流に乗るのは
才能があったからと云えばそれまでですが、
一流選手になった彼らは
まだ周囲から注目される前から切磋琢磨の関係にあった
と云うことも少なくないようですね。

別にライバルと云っても、
互いに顔見知りである必要もないでしょう。
相手はこちらを知らなくとも、
その人を目標とすることだけでも
生活に張りが出来て良いのかもしれません。
「アンナ人のようになりたい」
「アイツには負けたくない」
と尊敬とライバル意識が綯い交ぜになった
そんな気持ちが、少しはあってもいいのではないでしょうか?
 
それにしても、一口に目標と云っても
いろいろな目標があるようです。
何かで読んだ記憶がありますが、
昔、新聞の長寿番付を見て、自分が一番になることを
心待ちにしている百何歳の人がいたそうです。
この老人の場合、
生きることそのものが人生の目的になっていたのでしょう。

結局、ご本人の希望が叶ったのかはわかりませんが、
寿命は努力云々の話ではなく、
神の見えざる手がはたらくのですから、
別のことに情熱を燃やしたほうが
カッコよかったのに、と思ってしまいますよね。


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