第2回
Qさんに学び意外な展開
変わった男の登場です。
保守的な都市銀行の中で32年。
融通のきかない、まじめ銀行員でした。
この男、むかしだったら支店長になれないタイプ。
Qさんとの出会いがきっかけで変わったのです。
支店長になれる筈がない男が、
連続5店舗12年、不振店が表彰店舗に変わっていく。
業界紙から再建屋支店長の異名を頂くことになり、
執筆依頼が舞い込みました。
編著「これが支店長だ」は
「ベテラン支店長が語る現場の経営教科書」
のサブタイトルが付きました。
「発売前に一万部を超える予約が入っています」
と連絡があり驚きました。
この本にもこんな記事を書きました。
「邱さんの講演会に行ったら超満員なのにも驚いたが、
その講演の中で私が差し上げた年賀状
(先生の著書を読み直したらこれまでの経済予測的中率七割以上)
が披露されて、聞いていたこの本人がビックリした。
ユーモアを交えながら話される邱さんの温顔は
いつ、拝見しても嬉しくなる。
邱さんと出会ってやがて20年になります」
(執筆は1982年)
三冊目の「優績店はこうして創る」は
山崎きよしの体験的支店長講座。
この本のサブタイトルは
「再建屋支店長の異名をとり、ヤマザキマジックとよばれた
支店経営の実態を今はじめて公開する」でした。
ハングル語訳もでました。
14版14年のロングセラー。
この本に「なぜ邱永漢氏に魅かれるか」
(邱永漢氏に学ぶ人生の楽しみ)など十数ページ書きました。
(次回よりご紹介)
彼は独立後、講演・研修の仕事を始めました。
全国の金融機関の支店長研修会に招かれ
順調なスタートを切ることが出来たのです。
その後、企業リーダー向けの講演
「伸びる会社はリーダーが違う」「やる気起しのリーダーの条件」
などのテーマで講演活動を開始したのです。
思ってもみない展開でした。
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