ハイ、期待以上でした。
邱さんは金儲けの神様としてあまりにも有名な方ですが、
食に関する本もたくさん書いておられます。
中でも[食は広州にあり」は
食に関する三大名著のひとつですし、
日経夕刊に連載された
「食指は動く・世界の美味食べ歩き」は大好評でしたね。
おかげさまで、
ふつうなら、とても、とてもという超一流レストランへ。
いずれもヨーロッパ味のガイドブック「ミシュラン三つ星」。
邱さんが半年前に予約しておいたところ。
同行者は邱さんと親しい仲間ばかりですが、
いづれも中年以上ですから、
はじめのうちは「さすが三つ星ですね」
などとニコニコしていたのですが、
連夜のフルコースに慣れない胃袋はビックリ
旅の後半には、ご馳走を前にため息ばかり、
「ああ、納豆が食いたい」
「オレはモリそば」
「成田に着いたら空港のすし屋でマグロのトロを」
などと言い出す始末。
最終のパリではついに「日本ラーメン屋」の看板を発見。
「ラーメンがこんなにうまいとは知らなかった」
という声にお互い顔を見合わせて大笑い。
どんなに気取っても「僕たちやっぱり日本人」を再確認しました。
邱さんはさすが場数をふんでいらっしゃる。
超一流ホテルのチェックインからワインの注文、
テイスティングまで貫禄ですかね、安心でしたね。
そして健啖家、実に美味しそうに召し上がる。
旅を楽しみ食を楽しむ邱さん、そばでその様子を拝見しながら、
これも人生のたのしみ方と教わりました。
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