幸せに生きるためのキーワードは「明るく考え・本気でやること」
「趣味はQさん」やる気起しの仕掛け人・山崎きよしさんが笑顔で語る

第31回
研修講師・声が出ないピンチ

5店舗・12年の支店長を終えて、55歳定年。
「これが支店長だ」がベストセラーになったおかげで、
全国の銀行・信用金庫の支店長研修にお招き頂き、
第二の人生は研修講師でスタートしました。

90分4コマの一日研修から二泊三日まで。
年間120日の旅興行、ハードだけれど、やりがいがある仕事。
「これぞわが仕事、われこれがために生まれたり」
山崎愛唱の静香詩を口ずさみました。
使命感に溢れ、毎日が愉快でした。

三年目に最初のピンチがやってきました。
北海道・札幌、二泊三日の研修を終えての帰途、
千歳空港で、突然声に変調をきたし、しわがれ声になったのです。
帰宅後二日間休養したが回復せず、耳鼻咽喉科に駆け込みました。
ポリープが発見され、声帯が痛んでいる、とのこと。
先生は山崎の講演・研修スケジュールを聞いて
「声の酷使ですね、そんな過酷な仕事続けていたら
 体がボロボロになるよ、1週間は声を使わぬこと」
といわれました。
その夜、ボイストレーナー荒谷起吉三さんに電話し、
かすれる声で症状を説明し、指示を頂きました。
緊急回復のためのビタミン剤を頂いたおかげで
声は急速に回復しました。
荒谷さんは米国の大学で
ボイストレーニングの技術を磨かれた方です。

その後、山崎は合宿方式で荒谷式発声訓練を受け、
持久的な体力、柔軟な体、栄養の採り方、精神的開放をベースに
正しい呼吸法、発声法を、ここで学びました。
荒谷さんは著書「その声では損をする」の中で
「声は運命さえも左右する」と警告を発し
「声が良く出る魅力的になる・ボイストレーニング」の中で
山崎の事例を紹介されました。
テレビで聞いた話ですが、
役者の世界でも
「一こえ、二こえ、三すがた」
というのだそうですね。

声を通して、話し手の人柄を感じ取られてしまうとは怖い話です。
われ等がQさんの温かく元気なお声は、
周りを和ませてくれますね。
お人柄と健康のバロメーターですね。


←前回記事へ 2006年3月29日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ