第39回
超一流の人は「カッコいい」
超一流の人物は内容だけでなく、「カッコもいい」のです、
邱永漢先生の「カッコよさ」については、
すでにこのコラムでたびたび書きましたが、
その片鱗をお伝えしただけかも知れません。
西野皓三先生の「カッコよさ」についても、
山崎の拙筆では、どれだけお伝えできるでしょうか。
ここ何回か連続して「西野流呼吸法・西野皓三先生」
を書かせて頂いたおかげで、
多くの方から関心を持って頂きました。
年配の方には、西野バレエ団と言うと
「NHK・歌のグランドショウ、ああ、懐かしいなあ」
「日本テレビ・レ・ガールズも夢中で見ました」
とすぐ分かって下さいますね。
西野先生の経歴は実に多彩です。
医科大学、宝塚歌劇団を経て西野バレエ団設立、
次いでテレビ界に進出,一世を風靡したことは広く知られています。
が、一転して、合気道、中国拳法を修め、師範となられました。
西洋の医学、バレエ、東洋の武道、
それらに新たな閃きを得て、
独自の「西野流呼吸法」を創始されました。
こう書くと、気難しい大先生・大御所のような印象を与えますが、
実像は、さにあらず、天真爛漫、いたずら大好き、
全く少年のような無垢な先生なのに驚きます。
だから老若男女を問わず、大モテの先生なのです。
お若い時分、当時話題の番組、
フジテレビ「3時のあなた」に出演された時のこと、
司会の高峰三枝子さん(映画界の大スター)が
西野皓三さんを前に上がってしまった様子が
良く伝わってくる記事があります。
「高峰三枝子が思わずポーッ、ステキな西野皓三さん」
と週刊明星が写真入りで伝えています。
さもありなん、と納得がいきますね。
西野先生には全く何の気取りもありません。
みんな先生が大好き。
道場での稽古の時も、ニコニコと、
時には鼻歌?まじりでエネルギーを吹き込んで下さるのです。
道場には笑顔と笑声がいっぱいです。 |