第43回
北京・天安門に登る
1988年、中国旅行の終点は北京でした。
天安門に登りました。
いま、その時もらった『登上証書』を見ると
1988・3・29
の記載があります。
あの天安門事件のちょうど1年前でした。
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登上証書
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中国の劇的変化はケ小平さんの登場によって始まりましたね。
天安門で見せた共産主義を維持するという決断、
資本主義を囲い込む「一国二制度」の巧妙さ、
『黒猫・白猫』の分かりやすい例え話、
「先富論」の柔軟さ、
この人なくして、今日の躍進・中国はないでしょう。
1988年の中国と日本、
そして、18年後の2006年の現在、
両国の政治状況を比較してみると
政治家のリーダー格差ではないか、
同時にわれわれ国民の無関心さ、とも反省させられますね。
国も企業も地域も、また学校・家庭もすべてリーダー次第です。
リーダーの一番大切なことは
『指し示す方向を間違えないこと』
山崎の仕事はリーダー研修です。
この20年間全国各地に伺いました。
お招きがあれば僻地といわれる所でも喜んで伺いました。
バブル崩壊後の15年間、自信喪失、愚痴ばかりの日本でしたが、
あえて『明るく大きく考えよう』のスローガンを掲げました。
そんな講演者はいないらしく、
「センセイ、どこに明るさがありますか」
と詰問される場面もありました。
山崎は支店長12年、やる気起しの仕掛け人20年を通じ、
各地に地味だけれど、着実に伸びていく
中堅・中小企業のリーダーを知っています。
このリーダーたちは、黙々と技術を磨き、
将来に備え、利益を上げ、日本を支えています。
Q先生は、いまや日本は成熟時代に入ったこと、
新しい生き方、仕事のやり方があること、
そしてお隣の中国に大きなチャンスがあることを
具体的事例で教えて下さいます。
いまこそQさんに学ばなきゃソンソンですね。
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