幸せに生きるためのキーワードは「明るく考え・本気でやること」
「趣味はQさん」やる気起しの仕掛け人・山崎きよしさんが笑顔で語る

第66回
新米支店長の「本気」が合言葉に

「N支店長を命ず」の辞令で、
山崎は静岡県に単身やってきました。
N支店は日本最大の360店舗のひとつでした。
地縁も人縁もありません。
気候温暖、風光明媚、富士山が眺められ、魚はうまいし、
住むにはなかなか良いところです、
着任前に送られた資料によれば、
N支店は業績最低グループでした。
事務レベルも低く、残業時間だけはトップクラス、31名の店でした。
着任してすぐ、みんなの目に付くようにと、
1,2階の階段の踊り場にスローガンを掲げました。

「熱意こそ人を動かす」

そのワキに山崎愛唱の「本気」の詩を張り出しました
次長司会の朝礼では全員でこれを唱和しました

本気ですればたいていなことはできる
本気ですれば何でもおもしろい
本気でしていると誰かが助けてくれる

「みんな若いんだ、ダラダラ、イヤイヤやったって、一日は一日。
 どうせやるなら「本気」でやろうよ。仕事も遊びも楽しくネ」
と毎朝呼びかけました。
朝礼の雰囲気が変わりました。
窓口の「いらっしゃいませ」の声にハリが出てきました。
残業が減り、やがて定時に帰れるようになると、
茶花やカルチャーに通う女性も多くなりました。
ソフトボール大会、ハイキングの企画に多くの職員が参加など
残業疲れの男性陣にも、元気が蘇ってきた様子が見られました。

朝礼時、持ち回りの3分間スピーチでも
「本気でやったら年金が10件も頂けました」と窓口の女性。
難攻不落と言われ、だれも訪問しなかった地元最有力の会社を
3ヶ月で落とした、つわものが現れました。
「さすがだね、たいしたもんだ」と心から賞賛しました。
彼は「本気でやったらできたんです」と答えました。
4〜9月の業績表彰支店長会議では、
頭取より優良賞を授与されました。
「本気」が合言葉になり、足し算が掛け算になりました。
業績はグングン伸びました。

「本気」の成果

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