幸せに生きるためのキーワードは「明るく考え・本気でやること」
「趣味はQさん」やる気起しの仕掛け人・山崎きよしさんが笑顔で語る

第69回
岩崎恭子ちゃん《本気》で金メダル

沼津5中のPTA本気講演会は大きなな反響を呼びました。
講演会から戻った、ひとりのお母さんが、
中二・14才の娘を呼んで云いました。
《恭子ちゃん、本気でやったら金メダルいただけるかも》
言われた恭子ちゃんは、何のことだか分かりませんでした。
10月19日土曜の晩でした。

休み明けの21日、
月曜日は、毎週、校長先生の全員朝礼があります。
斉藤文雄校長は壇上から生徒たちに云いました。
「第5中学校の皆さん、一昨日、土曜日の午後、
PTAの講演会が開催されました。
講師の先生から《本気》という詩が紹介され、
お母さん方と一緒に朗誦しました。
私はこの詩に感動しました。
そして、この《本気》を
5中の皆さんに、お伝えしたいと思いました。
これから、私が一行ずつ、ゆっくり読みます。
皆さんも大きな声で続いて下さい。そして胸に刻んで下さい」

本気ですれば大抵なことはできる
本気でやれば何でもおもしろい
本気でやっているとだれかが助けてくれる

中二14歳の岩崎恭子ちゃんは、口ずさみながら
「アアこれか、お母さんが土曜日夜、
 云った《本気》がコレだったのか」
と気がつきました。
そして、この《本気》が恭子ちゃんの胸に刻まれました。
練習にも熱が加わり、どんどん力を付けて行きました。
1992年7月27日、バルセロナ五輪200メートル平泳ぎ。
金メダルを獲得しました。
日本中が興奮した出来事でした
PTA講演会から9ヵ月後のことでした。

恭子ちゃんは、斉藤校長先生、A子さんを通じて
色紙と、金メダルを胸に、
大小2枚の写真を山崎に贈ってくれました。
「ありがとうございました。
 《本気》でやったら金メダルが頂けました」
のメッセージを添えて。

笑顔の岩崎さん (無断転載禁止)

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