幸せに生きるためのキーワードは「明るく考え・本気でやること」
「趣味はQさん」やる気起しの仕掛け人・山崎きよしさんが笑顔で語る

第78回
「指圧の心・母ごころ」モンロー秘話

といえば
「押せばいのちの泉湧く、ハイよろしい、アッハッハ」
と続く、ご存知、浪越徳治郎さんであります。
会社の帰り、友人に誘われて入った新宿のクラブで、
浪越さんに出会い、魅了されました。
有名人にして一流人でした。
一流人とは何か。
われ等がQさんのように、誰に対しても温かく、
変らない態度で接する人が一流人です。
浪越さんも、初対面の山崎にも、
100年の知己であるかのような自然体で接して下さり、
その人柄に、すっかり魅了されました。
山崎55歳、浪越さん80歳でした。

新婚旅行で来日中のマリリンモンローの腹痛を、
指圧で蘇らせたエピソードはあまりにも有名ですが、
その話も絶妙な話術で周りの人を楽しませてくれました。
その後10年余にわたり伺った、たくさんの話があります。
印象に残った言葉を、当時のメモ帳から拾ってみましょう。

「顔が笑えば胃も笑う、顔が怒れば胃も怒る」
人間の感情は即臓器に反応します。
「だから笑ったらいい、ワッハッハ」とお手本を示されました。
「一笑一若、一怒一老」
これにはハッとしました。
当時、支店長12年目、トラブル発生し、
ストレスの中にあり、笑顔を忘れていたからです。
実に楽しそうに、談笑される姿が思い出されます。
「臓器を活性化させるためには肉体の指圧が大事、
 でも、もっと大切なことは心の指圧ですよ」

「私は酒を毎日飲み、
食べたいものを食べカラオケを楽しみ
心臓に良くないジェットコースターにも喜んで乗ります。
テレビにも出ます。
お医者さんは「とんでもない」というが、
92歳になるまで、この生き方を通してきました。
自然流の生き方です。
この生き方を通したからこそ、私の体調はすこぶる快調。
大病を患ったことはありません」
浪越さんは楽しそうに語ってくださった。

その2年後、天へ召されました。
94歳。
大勢の弟子を養成された指圧専門学校の学校葬でした。
山崎が落ち込んだ時、
どこからか浪越さんの声が聞こえてきます。
「笑う門には福が来ますよ、アツハハ」

1985年6月、浪越徳治郎さん

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