第80回
相手思いやる「こころ広い人」に
「明るく大きく考えよう」
の「大きく」には解説が必要でした。
朝礼の時、こんな話をいたしました。
「心が大きな人と、小さい人がいます。
心が広い人、狭い人といってもよいでしょう。
小さな人は自分の幸せだけを求めます。
だから何事もうまくいきません。
世の中には小さい人が多いのです。
一方、心のひろい人、大きい人は、
相手の立場に立って考え、行動しますから、
何をやっても人様の協力が得られ、物事はうまく運びます。
どちらがトクか、はっきりしています。
みなさんも、大きな人、心の広い人になって下さい」
業績は「考え方と熱意」で決まります。
自分の仕事にプライドをもてない人は、業績が上がりません。
組織でも同じです。
だから山崎は自店の苦しい状況を率直に話しました。
一人ひとりのやる気、向上心に訴えました。
各人に自分の役割を、わかってもらい、
自信とプライドを取り戻してもらいたかったのです。
ある日の朝礼では、こんなふうに話しました。
「みなさん、残念なことに、
いま銀行は世間様の評判が悪いのです。ナゼでしょうか。
お客様の幸せより、銀行の利益第一に考え行動しているからです。
しかしウチの支店は違います。
お客様の繁栄第一に考え、行動しています。
だから業績が目覚しく伸びているのです。
都市銀行最大の360店舗のワースト店だったN店が、
いまや全店注目の3期連続表彰のN支店になったのです。
お客様の会社には、いろいろな前向きな提案をさせていただき、
ご家庭の幸せのお手伝いを
「明るく・本気で」やらせていただいた結果です。
みなさん自信とプライドを持って前に進みましょう」
朝礼前のひと時、Qさん本を読み、話のヒントを頂きました。
いま思うと、
やはり山崎の支店経営のベースはQさんだったのですね。
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