第81回
高い目標へ「第一歩」
「明るく大きく考えよう」のスローガンのワキに、
静香詩「第一歩」の詩を張り出しました。
十里の旅の第一歩
百里の旅の第一歩
同じ一歩でも覚悟が違う
三笠山に登る第一歩
富士山に登る第一歩
同じ一歩でも覚悟が違う
どこまで行くつもりか
どこまで登るつもりか
目標がその日その日を支配する
支店長の仕事は支店目標の達成です。
成績不振の店は目標意識が希薄です。
負け犬根性が染み付いていますから、グチが多いのです。
朝礼その他で、「第一歩」繰り返すうちに、
当初の不振店の目標が「業績表彰」へと、
「明るく大きく」変わっていきました。
「本気」の合言葉で表情も明るくなり、
活気がみなぎってきました。
戦略も明るく大きく展開し、戦術も工夫しました。
N市は20万都市ですが、東海道線で南北に分断されています。
N駅の乗降客は南口90%、北口10%とアンバランスでした。
南側は西武百貨店はじめ、デパート、商店街がぎっしり、
銀行も全部南でしたした。
ウチの支店は、なんと北口にあり開設以来9年目、赤字店でした。
開設時、調査不十分、立地の失敗といわれていた有名店でした。
何とかしたい。デパートの屋上に上りN市全体を眺めました。
山崎のアタマに「南北逆転の発想」が浮かんだのです。
この高い所にのぼり、街を展望、戦略を練るという発想は、
経営コンサルタント高島陽さんの講演から頂いたヒントでした。
高島さんの指南役はQさんでした。
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