幸せに生きるためのキーワードは「明るく考え・本気でやること」
「趣味はQさん」やる気起しの仕掛け人・山崎きよしさんが笑顔で語る

第90回
日本一になったK信金

研修講師の仕事も山崎流で始めました。
研修開始前に銀行なら頭取さん、
信用金庫なら理事長さんに会ってご希望を伺うのです。
「山崎研修への期待」「支店長への期待」を伺うと、
今何が問題点なのかよく分かります。

京都のK信用金庫の理事長さんは大変率直な方でした。
「センセ、何とか京都で一番の信金になれまへんやろか」
山崎は
「失礼ながら、なぜ日本で一番に、とおっしゃらないのですか?」
と伺うと
「現在日本一のJ信金さんはウチの倍近くの資金量でっせ、
 まあ、センセ、よろしゅうお頼み申します」
と豪快に笑われました。

支店長研修は琵琶湖近くのホテル、
130人の支店長を3班に分け、2日間実施しました。
 「明るく大きく、目標・10年後の日本一・K信金」
のスローガンを掲げました。
(第一歩)と(本気)の詩を繰り返し
「本気でやれば出来る・熱意こそ」を、
一人ひとりの支店長の胸に刻み込みました。
目標達成への戦略を伝授し
「10年後日本一」を強くイメージしてもらいました。
講義も体験談中心に、面白く伝えることにしました。
研修後のアンケート
「山崎センセイの支店長研修は面白くて、すぐ支店現場で役に立つ」
と最高点を付けてくれました。

それから8年後のお正月、2001年1月4日、
受講されたときは、中堅支店長だったN常務さんから
嬉しいご報告がありました。
「本日、二つの信金を合併し資金量3兆円になりました。
 信用金庫業界では全国第1位です。
 研修の時、あの{10年後の日本一・K信金スローガン}を見て、
 なんと大風呂敷なセンセイか、と思いましたが、おかげさまで」

山崎は
「10年の予定が8年の早期達成、おめでとう、
 理事長さんを先頭に130名の支店長さんが、
 高い目標を掲げ「本気」になったから実現したのです。
 理事長さんによろしく」
と祝福しました。
それから5年後の現在もトップを維持しています。

こんな事例がいくつも出来てくると、
この仕事、面白くてやめられませんね。
Qさんに出会わなければ、こんな体験出来ませんでした。

    「生き甲斐のある職業探せ」
                 (起業の着眼点より)


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