米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第41回
新しいメカをいじってみよう

デジカメや携帯をどれくらいの間隔で、
新しいものを買っていますか?

その買い換えるスピードが脳の若さにも関係しています。

歳とともに、
どうしても新しいものに拒否的になるのです。
とくに最近の携帯は、いろんな機能があって、
とても全部使いこなせるものではありません。

だから一度慣れてしまうと、
なかなか新しい携帯に替えなくなってしまうものです。

人間の脳は新しいものを警戒するようにできています。
それは自分を守るために必要な機能でもありますが、
そのために新しい刺激を拒否してしまうことになります。

だから新しい携帯なんか興味がないと思うこと自体、
すでに脳に老化が進んでいるということになります。

せっかく新しいデジカメなど買っても、
必要最低限の機能しか活かせていなかったり、
あるいはパソコンを買ってもセッティングを人任せにして、
積極的に新しいメカをいじろうとしないのではないでしょうか。

そういった新しいメカへの拒否的な態度が
次第に脳を錆び付かしてしまうのです。

「いまさら面倒だ」とか、
「まだ使えるから」とかいう発想も、
無駄やお金を節約したいというだけでなく、
どこかに新しい物は面倒だからといって、
拒絶する気持ちがあるのではないでしょうか。

「ラジカセの使い方がわからない」というのが、
認知症の最初の症状だったという患者さんもいます。
新しいメカへの挑戦は、面倒くさいものですが、
それをなんとか使いこなせるように、心がけるべきなのです。

新年から携帯を替えたり、デジカメを新しいものにする。
それを他人に見せて自慢する、
そんな理由でもいいと思います。

自分がいかに新しいメカに対応できるか、
それも自分の脳の若さをチェックする方法なのです。


←前回記事へ

2009年12月25日(金)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ