米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第52回
メモを活かそう

記憶を確実なものにするには、書くことです。
手帳でもメモ用紙でもいいのですが、
とにかくちょっとしたことを書いておく習慣を持つこと、
これがもの忘れ防止法の確実なものです。

しかし、これくらいは覚えられるとか、
これは二度と使わないことだからということで、
紙の切れ端に書いて、
あとからそれが重要なメモになって、
あわてて探すということも、多いものです。

つまりその時に、
あとからそのメモが重要になるかどうかを判断しないことです。

情報は今なんでもないと思っても、
あとから仕事を左右するような
重要な情報になることがあるのです。

メモはその場の記憶を助けるというだけではなく、
将来、重要な意味を持つことになる場合も意外に多いものです。

今は専門分野が違うので、
一緒に仕事をすることはないだろうと思ってしまいますが、
2年後にその人が非常に重要な人になり、
その人の電話番号を探すということが起こるのです。

つまり自分に入ってきた情報はできるだけ記録に残しておく、
それが記憶の手助けになりますし、
さらに仕事にとっても重要になることも多いのです。

アメリカの大統領は、
自分の携帯電話の記録もとられています。
やめたあとでもその通話記録が
重要な意味を持つようになることがあるからです。

だからメモを捨てていくのではなく、
残しておくメモと考えるべきです。
となれば、それを分類するのではなく、
時系列で残しておけばいいのです。

ポストイットのようなメモでも、
手帳や小さなノートに時系列で貼っていくのです。

自分の行動記録になりますし、
そこにビジネスのチャンスがあるかもしれないのです。


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2010年2月5日(金)

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