米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第57回
時間感覚を身につけよう

時間の感覚は、脳の働きです。
人間の脳には、2つの時計が内蔵されていると言われています。

ひとつは外の光に反応して作り出される
24時間の体内リズムで、
ホルモン分泌などに関係しています。
本来は25時間のリズムなのですが、朝の光をあびることで、
24時間のリズムにリセットしています。

もうひとつは神経細胞自体がもつ時計で、
これは数秒から数時間のタイミングを
時計なしで測ることができます。

それが私普段感じている時間の感覚です。
しかし、普段はどうしても腕時計などを見て、
行動してしまいます。
自分の時間感覚で行動するとしても、
時間をみて修正しているのです。

だから、時計を見ないで、時間感覚だけにたよってみれば、
脳への新しい刺激になるのです。

時計を見ないで、昼食にでかけたり、
仕事を1時間したと思ったら、休憩を取ってみるのです。

さらに精度を上げていくには、
10秒を時計を見ないで数えて、
どの程度自分がその感覚を持っているか調べてみましょう。
さらに5分とか10分とか、時間を延ばしてみましょう。

認知症では時間と場所がわからなくなる、
見当識障害が起きてきます。

脳の中でも時間感覚というのは、
非常に大切な感覚ということでしょう。

この感覚を磨けば、
間の悪い奴といういい方もされないようになるでしょう。
タイミングの悪さが仕事に影響したり、
能力の評価になったりするものです。 

時計に頼らない時間感覚があれば、長話にもならず、
時間内にきっちり話をすることも可能になるでしょう。

ただ問題は、怒ったり、楽しかったすると
時間感覚が変動するので、
そういった時に、
時間感覚が狂わないようにすべきなのです。


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2010年2月22日(月)

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