米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第59回
地図で学ぼう

地図を見て現在位置を確認できるのは、
空間認識能力と呼ばれる右脳の能力です。

一般的には、女性が地図が読めないといういい方をしますが、
確かに女性は地図の方向で見ないので、苦手なようです。

しかし、苦手なことを理解しようと努力すること、
これが脳の働きを活性化することです。
地図を見ながら歩いてみる、
それだけでも右脳を十分に刺激します。

さらにもっと積極的に地図を使って
脳を活性化する方法があります。

全国の白地図を使って、
自分がいままでにでかけたところに印を付けてみましょう。
重要なことは自分の住んでいる場所と、
出かけて行ったところとの位置関係を知ることです。

だからどこから移動して目的地まで到着したか、
地図上に線を引いてみましょう。
距離感をつかむことができます。

この感覚こそ空間的な認識能力に必要なものです。
さらに海外であれば世界地図を使うのもいいでしょうし、
立体的に地球感覚を持つには、
地球儀で世界を眺めてみることです。

鳥瞰的にながめることで、
地図をもっと理解することもできます。

グーグルマップなら世界中の衛星写真を見られますから、
さらにリアリティが増してきます。

地図を自分で作ってしまうのもいいでしょう。
私の友人は、下町の居酒屋マップを
自分で飲んで歩いて作っています。

体験と地図が一致していくのですから、
より記憶は鮮明になりますし、
空間的な記憶を増やすことができます。

旅行が脳にいいのは、
こういった空間記憶を脳の中に作っていけるからなのです。

普段の生活の中で、コンビニマップでもいいので、
自分なりの視点で地図を作ってみましょう。
意外な発見もあるはずです。


←前回記事へ

2010年3月5日(金)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ