米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第61
視覚刺激をしてウォーキング」

ウォーキングが健康にいいことははっきりしています。
脳を刺激して、
記憶力もよくなるなることが動物実験ではわかっています。

しかし、ウォーキングを続けていくことは
どうしても、同じような道を歩くので、
飽きてきてしまうのも事実です。
それはほとんど無意識で歩いているからです。

周囲の景色を意識しないことには、
脳に情報として入ってきません。
だから、日常の何気ないことの多くは、
ほとんど記憶に残ることがないのです。

だから、ただ漫然と歩くのではなく、
何かテーマを持ってみることが刺激になります。
例えば、「今日は赤い色のものを探してみよう」
と考えてみましょう。
ポストや赤い看板、自販機があったりします。
歩き慣れた道でも、
意識して見ることで、急に新しい発見があるものです。

大切なことは入ってくる情報を分類していくことで、
しっかり記憶として留めやすくなるということです。

「赤い物」というくくりでいけば、
いろいろな発見もあるはずです。

そのくくり方を工夫することで、
単に日常の風景だったものに、
より多くの情報が隠れていることを知るはずです。

「数字の3」が書いてあるもの、
そんな見方をしていけば、
住所が書かれた電柱の看板、
表札の住所、車のナンバーなどいくらでも見つかるはずです。

関心を持つことで、
脳に新しい情報を送り込むことができます。

できればそれを日記として記録していきましょう。
こんな視点で見ていたということを記録することで、
さらに新しい視点を思いつくはずです。

ウォーキングがそれで楽しくなればいいですし、
そういったことを目的で
ウォーキングが続いていけばいいのです。


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2010年3月12日(金)

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