第67回
ツイッターで愚痴を言ってみる
脳は非常にストレスに弱いものです。
長い間ストレスが続くと、海馬の脳神経細胞が壊れてしまいます。
そのためには、はやくストレス回避をする必要があります。
私たちは気がつかないうちに、
愚痴を言って、ストレス回避をしているのです。
同僚と飲んで、愚痴を言い合うというのは、
まるで生産性がないように思ってしまいますが、
実は脳にとっては、重要な行為なのです。
ただ、お酒が多くなってしまうと、脳にも悪影響がでますから、
もっと簡単にできるのは、今多くの人が始めている
ツイッターでちょっと、愚痴ってみることでしょう。
2行くらいの短いせりふでいいのですから、
文章を書くということで悩むという別なストレスはないはずです。
どこかの出版社の社長が、
ようやくツイッターができるようになって、
最初に書いたことは「ようやくツイッターができた」
ということだったとか。
しかし、さらに脳を活性化するには、
もうひとひねりする必要があります。
007シリーズで初期のころのショーンコネリーのせりふは
なかなか皮肉が多く、シーンが変わる最後に、
まさにツイッターをしているような発言があります。
秘密諜報部員が本部に緊急に集められたとき、
「今日はどうしたんだ、部長の愛犬が迷子にでもなったのか?」
というせりふがあります。
そんなつぶやきをしてみたいものです。
上司の悪口をダイレクトに言うのでは、
脳にとっては、まだ刺激が弱いもので、
ひとひねりした愚痴をツイッターで言ってみるのです。
「ボーナスが減った」ということであれば、
「給料が減ってエコ生活ができる」というような視点が
前向きでなおかつ皮肉っぽく、おもしろいでしょう。
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