米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第71回
先を読んでみる

ちょっと先が読めればどれだけ、
生活の上でも仕事の上でも有利でしょうか。

しかし、実際には私たちは予測して
行動していることが多いのです。
つまりエレベーターに乗るとき、ドアが開いてすぐに乗れると思って、
ドアに前に立っています。

ところがドアが開いた瞬間に中から人が降りてきて、
ぶつかってしまいそうになることがあります。
それは自分の予測とは違ったことが起きたということであり、
人が乗っているかもしれないという予測をするべきだったのです。

つまり予測するには、
経験と知識が必要になるということですし、
それが優れた右脳の能力なのです。

「先読み力を鍛える」と言っても大げさなことではありません。
朝、その日の予定をまず考えてみます。

午前中はクリーニング屋さんにワイシャツを持っていくのであれば、
それをイメージしてみます。
できるだけ、自分が歩いて、
お店までいくシーンを想像してみるのです。

すると、そういえば隣にお菓子屋さんがあるから、
そこでおやつを買っておこうとか、
手前にポストがあるから郵便物を出さなくちゃ
なんてことも思いだすかもしれません。

そうやって、その日の予定をできるだけ、
想像して何が起こるか予測してみるのです。
「今日は5のつく日だからスーパーで安売りだ」
などということに気が付き、
効率よく動けるようになるはずです。

お店まで行き、
今日はそういえば休業だったと気が付くのでは、
脳を使った行動ではないということです。

この予測を立てる訓練をしていくことで、
脳はより効率よく考え、
行動できるように変化していくのです。


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2010年4月19日(月)

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