第88回
朝の習慣 手帳術
手帳はビジネスマンにとって非常に重要なアイテムです。
最近ではiPhoneなど
電子手帳のようなものを使う人も増えてきました。
以前はバイブルサイズの大きめの手帳が流行っていましたが、
いまはMOLESKINEのような、
書き込みのしやすさだけがウリのようなものも使われています。
しかし、手帳というのは、
格好を付けるのではなく、
その人の仕事やスケジュールの多さによります。
ほんとうに分刻みの人や、
1日にひとつ用件があるかないか、まったく違ってきます。
大切なことは、自分の記憶を信じてしまわないことです。
打ち合わせの場所や時間を間違えてしまう
ということが起こりますが、
これは手帳に書き込んであっても、
それを確認していないからです。
朝、まず仕事に関してやらねばならないのは、
手帳を見るということです。
人間の記憶は場所の記憶は強いので、
手帳のどこに書いてあったかで覚えているはずです。
見開き一週間の手帳なら、
右のほうにあれば、金曜日か木曜日の約束で、
その書いてある場所で、
時間が午前か午後かくらいをイメージしています。
しかし、イメージ記憶は想像以上に曖昧なものです。
だからこそ確認する意味で、
時間と場所を声を出して読んでみましょう。
目で見たというのでは、
実際に読んでいないということが起きてしまうのです。
そこに書いてあったということだけを確認して、
実際に打ち合わせの時間を見ていなかったりするのです。
確認するというのは、意識して読むということです。
だからこそ声を出して読んだほうが、確実なのです。
手帳をどんなにいいものにしようと、
時間をしっかり守れなければ意味がありません。
まずは、朝、しつこいくらい手帳でスケジュールの確認です。 |