第94回
会社に着いて一番先にすべきこと
会社に着いて、
すぐにパソコンを立ち上げるのが日課ではないでしょうか。
そこでまずメールをチェックするでしょう。
しかし、それではもう遅いときがあります。
前日の夕方パソコンを閉じる前にメールを送った人は、
相手がすぐに返事を送っている場合、
メールを見るのが翌日になっているのです。
相手にはずいぶん仕事が遅いと思われてしまうかもしれません。
だから午後五時間際にはメールを送らないことです。
返事をその日に確認できるように、
余裕を持ってメールを送る必要があります。
つまり朝、会社でメールがたくさん届いているという状態は、
けっしていい仕事の状態ではないということです。
もちろん転送設定が可能であれば、
自宅でも会社のメールをチェックしなければいけないですが、
転送不可の場合が多いでしょうからそれは難しいでしょう。
朝のメールチェックで
いかに、返事のメールを減らすか、それが大切です。
朝、メールの返事を書くだけで
時間を取られてしまうというのでは、
自分で行動を決めていくことができなくなります。
先読みして、どう一日を計画していくか、
その時間がなくなってしまうのです。
たくさんメールの返事を書くことで、
自分は仕事ができると思ってしまう人がいますが、
それは受け身になっているだけのことで、
むしろ朝、仕事メールを相手に配信する時間にすべきなのです。
そのためには、
返事のメールを前日に終えていないければなりません。
朝、返事を書くという習慣になってしまうと、
1日ずつ仕事全体が遅れていくので、
先読み行動ができなくなり、脳に余裕がなくなります。
発想もその場しのぎになり、
アイデアも出なくなってしまいます。
メールをすぐに返す、まずはこの習慣からスタートです。 |