米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第98回
午後の会議でアイデアを出す方法

午後になってくれば、
疲れも出て、なかなか頭が冴えることがないかもしれません。

昼食のあとで眠くなってくるでしょう。
しかし、意外にそこでいいアイデアが出るかもしれないのです。

いいアイデアは同じような思考回路では出てきません。
意外な物の組み合わせが、ひらめきになります。

もちろんそこには自分の知識や経験がなければ、
アイデアの元にはなりません。
無からアイデアが生まれるのではなく、
自分の記憶に外からの情報が入ってきて、
ひらめきが生まれます。

それは会議とは関係のないことを考えているほうが、
いいかもしれないのです。

つまり何かを決めようと始まった会議で、
まったく興味のないことが決まっていったり、
興味のないことが話し合われていると、
脳は退屈を感じ始めます。
その退屈こそ新しいアイデアが出る原動力とも言えます。

会議中ですから、そこから逃げ出すわけにもいかないので、
しかたなく拘束されている状況です。
しかし、そんな自分の意思ではどうにもならない時にこそ、
脳がまったく別なことを作り出して、
それが今自分が悩んでいる仕事の突破口になることも多いのです。

脳は退屈が嫌いですから、
何も情報が入ってこないということになると、
神経細胞そのものが活動を始めます。

つまり自分の記憶の中で
何かを作って退屈しないようにするのです。
無意識のうちに違うことを考えている、
それこそがまさに脳が退屈した瞬間です。

それは無欲であり、
自分の意思が働いて考えているわけではないので、
想像もしないことを思い浮かべます。
それをうまく自分の仕事とと結び付けてみるのです。 

退屈な午後の会議、それはアイデアを作る場所、
ひらめく場所と考えを変えてみましょう。


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2010年8月9日(月)

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