米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第103
イマジネーション

創造性を豊かにするには、普段からの思考練習が必要でしょう。

思考練習には電車の中が一番です。
向かい側の座席に座った人のことを、
できるだけ詳しく想像してみましょう。

ただあまりじろじろ見ると、怪しまれますから、
見るのは一瞬で第一印象だけで、想像をふくらませます。

年齢、職業、年収、家族背景、性格くらいは、
想像することはできます。
しかし、もっとリアルに考えてみるのです。
今日は何を悩んでいるのか、昼間はどこで何を食べたのか、
などそうやって、できるだけリアルに想像していくことで、
脳の中に新しいネットワークを作り出すのです。
これは誰かに会って話をしているときに、
相手のことを分析していると同じことになります。

いかにリアルに想像できるか、
これがイマジネーションを豊かにします。

もうひとつの方法は、関係のないものを合体させる思考訓練です。

電子レンジとラジカセが一緒になっていれば、
料理を作りながら音楽が楽しめるのではないか、
というようなことです。

できるだけ関係のないものを合体させたとき、
それを商品としてどう売っていけばいいか
というような思考訓練です。

ピアノと風呂桶とか、
どう考えても一緒にしようがないようなものを、
商品として考えてみるのです。

風呂桶でピアノができないかなど、
意外に考えが広がっていくはずです。

ピアノは黒くて重いという固定観念を
打ち破る発想ができるかどうかが大切なのです。

最近の日本の家電は技術的な発想から作られたものが多く、
iPodのようなデザインとか
音楽をダウンロードで楽しむという視点からは
作られなかったのです。

固定概念を打ち破る思考訓練を続けましょう。


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2010年9月3日(金)

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