■柳田洋・北京からの画像便り No.237
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雪龍黒牛専門店
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日本にあって中国にないものの一つに
日本の焼肉のカルビがありました。
北京市内には韓国焼肉店は何百とあるのですが、
そこで出てくる肉はほとんどが脂身のない赤身。
日本の焼肉屋で出てくるカルビのような
口の中でとろける霜降りの肉はありません。
このため、私は日本に出張するたびに、
日本の焼肉屋でカルビを食べるのを
楽しみにしていました。
しかし、最近、北京の街でも見かけるようになった
この「雪龍黒牛専門店」の看板がある焼肉屋では、
日本のカルビとほぼ同じ、霜降りの肉が出てきます。
調べてみたところ、「雪龍黒牛」は、
和牛と中国牛をかけあわせた牛で、
大連で中国企業と鹿児島の畜産会社と、
大手商社・兼松の合弁会社が
生産しているのだそうです。
中国でもカルビが食べられる、というのは、
私たち中国に住む日本人にとっては、
大変ありがたいことではあるのですが、
一方で、日本に出張する楽しみが
これでまた一つ減ってしまった、
というのも事実です。
撮影日:2007年5月8日(火)
撮影:柳田洋
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