■柳田洋・北京からの画像便り No.240 ■


資産運用専門カウンター

先日、当社のオフィスの近くにある
招商銀行に行ったところ、
理財専区(りーつぁいちょわんちゅぃー、
資産運用専門カウンター)が
設けられていました。
理財専区の看板には、
基金(じーじん、ファンド)、
保険(ばおしぇん、保険)などの
文字が踊ります。
従来、中国の人たちの関心は、
「いかにおカネを稼ぐか」に重点が置かれており、
稼いだ後のおカネは、普通預金に
放置されていることがほとんどでした。
しかし、最近の株式市場の活況により、
「稼いだ後のおカネを運用して更に増やす」
という意識が急速に浸透してきました。
このため、中国の銀行各行も、
そうした個人の資産運用の受け皿となる
様々な金融商品を用意して、
新規の顧客獲得を狙っています。
お金持ちになっても、なかなか増えなかった
中国の個人消費。
しかし、おカネが更に増える、ということになれば、
いくらでも投資するのが、
今の中国の人たちなのです。

撮影日:2007年5月30日(水)
撮影:柳田洋


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