第104回
公募価格を下回る現在の株価に投資好機はあるか
『好孩子国際』(01086)の欠点として、
1.生産コストの約10%を占める人件費の上昇、
2.人民元の為替レート引き上げによる売上高の減少
(海外の販売比率が高い同社は収入の多くが米ドルであるため)、
3.2010年7月末時点の負債比率が71%に達するなど
財務状況の悪さ、 などが挙げられるものの、
所得水準の向上にともなう需要増などを受け、
同社の業績は安定成長をキープしそうです。
中国の子供用品市場はチャイルドシートなどを中心に、
2013年まで平均13%前後の成長が望めるとされます。
ブックビルディングの応募倍率が
歴代3位の1459倍に達するなど、高人気を反映し、
同銘柄の株価は一時6.40香港ドルまで買い上げられましたが、
軟調相場に押されて最近の株価は低迷。
IPOの公募価格の4.90香港ドルを下回る水準まで落ち込んでいます。
ただ、ここまで説明してきたように
今後の事業展開や先行き見通しには
非常に明るいものがありますので、
さらに株価が下がるようなら
購入を検討するのも良いかと思います。
この銘柄については今後も折をみて
最新情報をアップグレードしていくつもりです。
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『好孩子国際』のHP
URL:http://www.gbinternational.com.hk/ |
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