中国投資の羅針盤・阿部享士

阿部享士さんがご案内します

第113回
個人投資家ならではの強みを生かせ

中国株に限らず個人投資家が株で勝つためには、
機関投資家などとまったく異なる方法を取る必要があります。
くどいようですが、あなたは個人投資家なのです。
機関投資家ではありません。
従って彼らができないことをすれば良いのです。

個人投資家の絶対の強みは
機関投資家と違って決算期などがなく、
受託者責任に基づく月次報告や
パフォーマンス表を出す必要がないということです。

運用成績が悪いと怒り狂う顧客の顔を思い浮かべて、
あわてて手仕舞い売りをだしたり、
ほかの銘柄に乗り換えたりして、
傷口を広げることをしなくても良いのです。
自身の株式投資ついて説明しなければならないのは
せいぜい奥さん(あるいは旦那さん)くらいでしょう。

決算期もなく、受託責任者でもないあなたには
無限の時間という強い味方がいます。
株式投資で成功するのになにも特別な秘訣などはないのです。
「良い銘柄を買って、持ち続ける」これだけです。
個人ならたとえ一時期、株で大損しても、
長い目でみれば喜んで塩漬けにすることもできますし、
投資した会社が存在し、成長しているのであれば、
いつかは必ず勝てます。

「確かに今は損しているさ。
でも、そればどうしたっていうんだい。
あなたとは関係ないでしょう。
これは自分のお金を使って投資したことなのだから」

ぜひともこれぐらい腹を括って投資をして欲しいものです。

こういう言い方は意外かもしれませんが、
企業や機関投資家がとうてい負えないようなリスクを
あなたは負うことができるのです。
今年の運用成績が悪かったら
正々堂々と来年に損失を飛ばしてしまえば良いのです。
こんなことは個人投資家だから許されることです。





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2011年9月19日(月)

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当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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