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         第125回 
          子供用ボディケアメーカーの大手『青蛙王子』 
           
        今年の7月15日に上場した 
          『青蛙王子』(01259)は有望でしょうか? 
        一人っ子政策が実施されている影響で、 
          中国では富裕層を中心に養育費がうなぎのぼり。 
          関連製品の市場は活況が続いています。 
          『博士娃』(01698)、『好孩子』(01086)などと比べた場合の 
          投資妙味はどうでしょうか? 
        同社は中国本土で子供用ボディケア製品の 
          製造・販売事業を展開。 
          自社ブランド「青蛙王子」は 
          そのキャラクターを使ったテレビ番組も放送されています。 
          主力製品はスキンケア用品、シャンプー&ボディソープ、 
          口腔ケア用品、幼児用オムツなどで、 
          市場シェアはそれぞれ23.1%、10.0%、14.6%。 
          このほかに「双飛剣」「深呼吸」のブランド名で 
          成人向け製品の生産も行っています。 
          これらはすべて173のディストリビュータを経て、 
          全国のデパート、スーパー、コンビニ、専売店などで 
          販売されています。 
        同社の過去3年間の純利益の伸び率は 
          平均41%にも達していますが、 
          高成長の原動力となっているのが中国における需要拡大です。 
        中国の子供用ボディケア製品は 
          大きく0−3歳向けの幼児用品と、 
          4−12歳向けの児童用品に分類されますが、 
          高度経済成長にその市場は年々拡大。 
          関連製品の販売額の推移をみると、 
          2006年の33億3000万元から 
          10年には53億4000万元まで増加しており、 
          平均の年間成長率は13.1%にも達していますが、 
          一家庭当たりの支出額は 
          アメリカや日本の20%前後にとどまっているため、 
          今後、本格的な需要拡大期を迎えるとされます。 
        消費財業界およびサービス業界に特化した 
          国際的な市場調査会社『Euromonitor』の予測によると、 
          中国の幼児及び児童向けボディケア製品の市場規模は 
          2013年までそれぞれ57億6000万元、 
          86億8000万元まで拡大。 
          11−13年における年間成長率は 
          平均17.6%に達するとされます。 
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