中国投資の羅針盤・阿部享士

阿部享士さんがご案内します

第203回
江省に本拠を置く光学部品メーカー『舜宇光学』

「相場の方は相変わらず厳しい展開が続いていますが、
逆にとらえれば絶好の投資チャンスかと思います。
今回はハイテク関連の銘柄を改めてスクリーニング。
浮上してきたのが今回、
ご紹介する『舜宇光学』(02382)です。

浙江省に本社を置き、
光学部品などを生産している同社の魅力と今後の戦略は?
いつものように地元アナリストへの取材などを通じて、
今後の展開を占ってみました。
熟読のうえ、今後の投資戦略にお役立てください。

『舜宇光学』(02382)は浙江省に本拠を置く光学部品メーカー。
デジタルカメラ用レンズや、
携帯電話、ノートPC、自動車などに搭載される
各種カメラモジュールの設計、研究、
開発、製造などを行っています。
製品は『サムソン』『華為』『金立』『パナソニック』
『ニコン』など、売上の約35%を占める5大主要顧客を筆頭に、
『ソニー』『オリンパス』『TOPCON』
『シャープ』『富士康』(02038)、
『聯想集団』(00992)など、20社以上に納入しています。
香港には2007年6月に上場しました。

PCやスマートフォンなど爆発的な普及にともない、
直近の業績は順調に拡大。

先に発表された2011年の期末決算では前年比37.4%の増収
(売上高24億9850万元)、
同49.7%の増益(純利益2億1531万元)を計上。
カメラモジュールなど、
売上高の47.8%を占める光学製品の売上高が68.7%増加したほか、
同じく売上の45.1%を住めるレンズなど
光学部品のそれも24.8%増加したことが寄与。

同社は浙江省の餘姚市、広東省の中山市、上海市、
天津市などに生産工場を保有していますが、
平均稼働率は82.5%の高レベルを維持しています。

09−11年の売上高総利益率はそれぞれ20.9%、
21.6%、20.9%と安定しているほか、
各種コストも低下傾向にあります。


←前回記事へ

2012年8月3日(金

次回記事へ→

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ