第205回
中期的業績の原動力となる車載ビューカメラモジュール
その2
『舜宇光学』(02382)の車載ビューカメラモジュールは
高度な技術力が要求され、
参入障壁が高いため、売上高総利益率は40%以上となっている。
向こう3年間において同部門の売上高は
平均50%のペースで拡大するとみられます。
拡大する業績にリンクするように同社の資金需要は旺盛。
2012年の資本支出は3億5000万元が予定されおり、
財務状況への影響が懸念されますが、
負債比率は約42%と比較的低位にあるため、
問題はないとされます。
「今年の1-3月期における携帯用カメラセット及び
モジュールの出荷数は1130万個、2070万個で、
前年同期比ベースでそれぞれ95%、29%の増加。
携帯電話向け製品の売上高の伸びは40%を超え、
全体に占める割合も50%を超える見通しです。
同社の2012−13年における純利益は
それぞれ2億6700万元(前年比24%の増)、
3億2500万元(同22%の増)、
EPS(1株当たり利益)は0.27元、
0.33元に達すると予想されますが、
現時点での株価から計算されるPER(株価収益率)は
10倍以下の割安水準にあります。
相場のボラティリティはこのところ激しくなっていますが、
うまく押し目を拾いたいものです。 |