第208回
ただし、金価格の動向にはくれぐれも注意を
『招金鉱業』(01818)の
業績に対するリスクを挙げるとすれば、
一つ目は原材料や
人件費の増加からくる生産コストのアップ。
同社の1トン当たりコストは2009年の59.7元から
11年には74.2元へ、24.3%増加している。
招遠市以外の鉱山からの生産比率が増加するにつれて、
輸送費などがかさんだことが主要因。
また、同社の主要製品はほとんどが金であるため、
その価格の変動に収益が大きく左右される。
基本的に金価格は
今年も高レベルを維持すると予想されるが、
もし、10%価格が下落すれば、
同社の純利益は約18%ダウンすると予想される」
2013年下半期に蚕庄金鉱の生産能力が
650トン/日から1150トン/日に拡充されることなどにともない、
同社の金採算量は向こう数年、
15%前後のペースで増加すると予想されますが、
現在の株価は今年の予想PER。
このところの相場は荒れ模様なので、
大きく株価が下げたときを狙って、
押さえたいところです。
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