夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第4回
一生懸命頑張ることと儲かることは違う(2)

前回から続き
コンサルタント
「じゃあ、毎月10万円お小遣くれるパパを5人探しなさい。
50万円あったら、お店の経営が悪くても
今までと同じ生活ができるでしょ」

わたし「5人ですか???
毎月10万円をくれる人なんていませんよ。
じゃあ、提案者だから1人目と2人目にお願いします!」

社長「俺は27歳以下の若いお姉さんとしか付き合わないから駄目!
10万円パパを5人探せなければ、クラブに戻って働きなさい」

わたし「え〜、お店開いたばかりで無理ですよ!!」

コンサルタント
「一生懸命に頑張ることと儲かることは全然違うからね。
今まで一生懸命に頑張るという発想は、
時間を拘束されて身体を使って頑張ることだけど、
事業とか投資は、頭を使って一生懸命に頑張ることだからね。
この違いを理解しなければダメだよ」

社長
「君には、自営業者ではなく、事業経営者になったほうが
リスクは少ないということを知って欲しいわけだ。
事業経営者は自分の資本で人やシステムを働かせる人。
自営業者だと赤字になっても商売をやめるわけにいかず、
借金が増える」

コンサルタント
「花の命は短いのだから、
自分がいちばん高収益になる場所で働いたほうがいいと思うけどね。
このお店が、これまで君が働いていたクラブの給料よりも
高い給料をとれるお店になるとは思えないよ」

社長
「まあ、クラブの給料よりも高い給料になったとしても、
このお店だけになってしまうだろうな。
いちばんの商品はお前だから、2軒目は無理だろうな」

わたしは、ショックでお店の中で倒れそうになりながら、
お店をオープンして2日目に
自分の可能性をオープンしたお店だけにしてしまう
デットエンドに気付いたのです。
そして、わたしは4ヶ月目にオープンしたお店をスタッフに任し、
自分の時給が高いクラブに戻り、
ショットバーとクラブの収入の二頭立てにしたわけです。

実際には不安との戦いでしたが、
今ではこの決断はよかったと思っています。
自分よりも才能がある人達に働く場所や仕事を提供することが
自分のやりたいことだとわかってきたからです。


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2010年6月12日(土)

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