夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第16回
お店のオープン

暑中お見舞申し上げます。
今月、銀座にお茶屋バー「楓」をオープンしました。
久しぶりにお店の現場で接客しているのですが、
クラブ時代のお客様や
クラブ関係者のママ達がお見えになっていただいております。

10年前に初めてショットバーをオープンし、
今回のお店は3軒目です。
内装デザインは、ペニンシュラホテルの総合プロデュースをされた
橋本デザインスタジオの橋本夕起夫先生です。
10年前に何気なく、目にした雑誌の記事を見て、
最初に内装をお願いしてからのお付合いになりますが、
昔と変わらず謙虚でありながら、施工主の意見をよく聞かれ、
斬新な仕事をされております。

今回、お店をオープンした経緯は、
銀座で働くホステスの女性が
クラブを辞めた後でも働けるようなお店があればいいな・・
と思ったからです。
昨年、新宿でセミナーがあり、新宿公園を歩いていると
昔のクラブ時代の女性が
浮浪者になっているのにショックを受けました。

銀座ホステスの寿命は短く、
30代になり売上が少ない女性は寿退社をするか、
自分で小さいお店をオープンする女性ぐらいしか
消息がわかりません。
それ以外の大勢のホステスは行方不明になり、誰もわかりません。

誰もが平等に年を経ますが、
銀座のホステスは30代前半で
次のステップを考えなくてはなりません。
どんなに稼ぐことができても、
運用ができなければ将来は明るくありません。

しかし、20代、30代そこそこで、
仕事が全盛期の時に先のことは考えられません。

将来のことを考えなくては・・と思った時は、
大概、クラブで売上が落ちている時です。

「何事も1人前になるのには、10年はかかる」と言われていたので、
自分の時間を次のように4分割にして過ごすように心がけています。

1つめは、今の仕事で期待以上の仕事をできるように頑張る
2つめは、今の仕事のリスクヘッジを考える
3つめは、新しい知識や情報を常に探す
4つめは、新しい知識や情報をもとに
      実際に仕事に出来るか仕込みをする

次の10年を迎えるにあたり、今の仕事を頑張りながら
新しいことを取得していきたいと思っています。


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2010年7月27日(火)

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