夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第18回
住いと女房が変わっても仕事は変わらない

お茶屋Bar のオープンにあたり、
内装費を金融機関からの融資手続きをしております。

公的融資は、信用保証協会を通じて行います。
銀行は保証協会が保証人になることで
貸倒れリスクが低くなるからです。
融資を受ける会社は、
低い利息で事業資金を借りることが可能になります。

現在は、景気刺激策として1000万円迄の融資なら、
利息は年0.1%です。
1年間で10,000円ですから、
時間がかかっても利用しない理由はありません。

しかし、低利の融資は時間がかかります。
たまたま、お客様から
「ここのお店の資金はどうしたの?」と尋ねられたので、
「銀行から融資してもらおうと思っているのですが、
審査に時間がかかっているのですよね・・」
と伝えると、融資の条件について
次のようなお話をしてくださいました。

「仕事と女房が変わっても、住いは変わらない」
「住いと女房が変わっても、仕事は変わらない」
「仕事と住いが変わっても、女房は変わらない」

10年間でこの3つのうち、どれかであれば融資はOKだというのです。

融資の申請欄にも
勤続年数や居住年数を記載する箇所がありますので、
なるほど・・と思いました。

わたしの場合、お付合いする男性は変わっても
会社の住所と住んでいる場所は変わらないので、
融資にたいして根拠のない自信が沸いてきました。
ちなみに、このお話をしていただいたお客様は、
「住いと女房が変わっても、仕事は変わらない」方でした。

今回、お店のオープンとともに
家の片付けも兼ねて引越をしようと思っていたのですが、
資金繰りのプロである中小企業の社長さんの意見は
素直に従おうと思い、引越は中止しました。

人生、思い立ったら吉日ですが、低利の融資を受けるには、
納税証明なども必要ですので、
税金を滞納しておかなくてよかったと思います。

銀座のホステスがお店をオープンする=パトロン
という図式が当り前なので、
「え〜、おまえ達、
パトロンもいないで銀座に店をオープンしたの!?」
と驚かれる日々がまだ続いています。


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2010年8月10日(火)

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