夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第55回
女はつらいよ

仕事始めに向けて、肌のお手入れをしっかりして、
ネイルにも行かなくてはなりません。
日頃、何一つ身体にいいことをしていない生活です。
暮れは「紅うこん様」のおかげで二日酔をしなくてすみました。

夜の銀座は、世間からみれば華やかで
ホステスは優雅な生活をしていると
思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
12月はパーティーも多く、
必然的にワイン、シャンパンを飲む機会が多くなります。

わたしは、ワインもシャンパンも好きですが、
クラブ時代はパーティーの時に各席のお客様に頂戴いたしますから、
1日に1人で3、4本ぐらい飲むことになりますから体力勝負です。

どんなお仕事も踏ん張らなくてはならない時があります。
ホステスのプライドは高級品を身に付けることではなく、
お客様に喜んでいただくことですので、
気合いで乗り切るしかありません。
その分、オフの日は抜け殻のようになってしまうのです。

ふと気がつくと、自分が母親に似てきたと思うことが多々あります。
わたしの母は、銀座で割烹を経営しておりましたが、
平日は綺麗でしたが、土日は化粧っ気がない人でした。

子供の時に
「どうしてお休みの日は汚い恰好をしているの?」
と尋ねると母は
「お休みの日に綺麗な恰好をしても、誰もお金をくれないからよ」
と答えました。
なんて人なんだろうと思いましたが、
今ならなんとなく気持が解るような気がします。
疲れているのです。

女はいつから女でなくなるのか?

美への執着心がなくなった時なのか、
腰のくびれがなくなった時なのか、口説かれなくなった時なのか・・
どれもそうだと思います。

女性を褒めようにも、
セクハラと間違われないように世の男性は大変です。
夜の銀座はセクハラとはほど遠い世界なので、
世の女性の苦労もわかりません。

昨年は、皆様に助けられての日々でしたので、
今年は少しでも
身近にいる人のお役に立てるようにしたいと思います。
そして、女に磨きをかけたいと思います。

今年も皆様にとって素敵な1年になりますように。


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2011年1月4日(火)

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