夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第60回
香港旅行

先週末に香港へ行ってきました。
香港のマンダリンオリエンタルホテルで
サザビーズのワインオークションにも参加してきました。

今回のワインオークションは、
ミュージカル「オペラ座の怪人」
「キャッツ」の作曲で成功を収めた
アンドリュー・ロイド・ウェバー氏のワインコレクションでした。
会場にも同氏のファンの方や家族連れで参加されており、
和気あいあいといった雰囲気でした。

ワインの落札価格は、
前回のCh Lafite の蔵出しほどではないにしても、
高値で取引されており、
日本で購入するよりも高いかもしれません。
わたしは、オークションでワインを購入することは殆どなく、
むしろ売却するところだと思っています。

今回、ワインオークション以外に、
香港のプライベートエクイティや
アセットマネジメント会社の方にもお話を伺ってきました。

中国の経済成長については、
今後はインフレを抑えながら緩やかに成長していくか、
ハードランディング(急降下)するかのどっちかだと思うが、
おそらく前述のほうのシナリオだろうとのこと。
香港の賃貸家賃も1.5倍ぐらいになっているそうです。

『ウォール街のランダムウォーク』の著書で有名な
バートン・マルキール氏が組成する
ETF「AlphaShres China Real Estate(TAO)」は、
中国、香港の不動産企業に投資されていますが、
昨年の成績は +10.68%とWorld REITを上回っています。
(2009年の成績は +71.93%)

株式については、今年前半は調整しながら
上昇していくのではないか、
ただし、米国の債務拡大
(とりわけ、州の財政状況は悪化の一途をたどっているので)、
債券はそのリスクを織り込んで金利が上昇(債券価格が下落)
するかもしれない。
今年は、ドルの信任を問われる年になるのではないかとのこと。

資産運用も守りに徹してしまうと現状維持どころか
衰退してしまうので、
攻めながら守ることが必要だと感じています。

香港もシンガポールもアジアでは小国ですが、
香港はマカオ、シンガポールも
カジノがオープンしてサービス業が好調です。

日本は、巨大なタンカーが
方向転換をするのに時間がかかるように、
頑張っているけれどなかなか人々の暮しは良くなりません。

香港もシンガポールも税の優遇措置から世界からお金を集め、
活気があると思います。





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2011年1月25日(火)

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