夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第72回
震災の記者会見と復興に向けて

大震災で被害に遭われた方達にお悔みと、
避難中の方々に心よりお見舞いを申し上げます。
また、救援活動と原発事故等の問題解決に
現在努力されている方々に尊敬の念を申しあげます。

都心でもまったく電話が通じない状況でしたので、
被災地の方達はさぞかし不安な日々を過ごされていると思います。
都心においては、コンビニや
スーパーから食料品がなくなりましたが、
秩序ある行動は素晴しいことだと思いました。

TVの記者会見は、広報のプロの力が必要だと感じました。
民間の大手企業で働くお客様達からは
「考えられない記者会見」という意見が多いのですが、
原発事故に関して東電と政府は合同会見にすれば情報が統一され、
食違いが少なくなると思っています。

また、災害対策本部が設置されましたが、
原発について詳しい専門家が
TVに出演しているのも不思議に思いました。
緊急事態には、官民問わず
トップレベルの知識と経験を持つ方達が
首相官邸に集ると思っていたからです。

お店のお客様には、
原発関連のお仕事をされている方も多くおります。
電気は多くの国民の生活に必要不可欠なことから、
政府が選択し、働く方達も複雑な思いを呑み込まれてきています。

記者会見の質問や報道を見ていて、
現場で被爆の恐怖と空腹に耐えている方達へ
励ましの言葉があまりにも少ないので涙がでてきました。

まだ、被災地に充分な支援物資が届いていないようですが、
民間企業のとった支援物資の行動は非常に早かったと思います。
IT技術の進歩によって寄付金も
インターネットでしやすくなったのは
とても良いことだと思います。
自分に何ができるのだろうと考え、
呼びかけることや行動できる環境が整っています。

無理かもしれませんが、これだけの大震災ですから、
企業の義援金や支援物資は
法人税の控除対象にしたほうが大企業だけでなく
中小企業からも資金や物資が集ると思います。

日本は、この危機を乗越えるためには、
国内だけに目を向けるだけでなく、
経済が復活するために、
外交も相手が断りにくい今こそ懸案事項を片づけて、
復興支援の約束をとりつけてもらいたいと思います。


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2011年3月19日(土)

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