夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第98回
攻めこそ最大の防御

お茶屋BAR をオープンしてから1年が経ち、
沢山の新しいお客様にお逢いしてお話を伺っていますと、
昔と変わった点と変わらない点があります。

変わった点は、
体力がある20代、30代のサラリーマンの方は元気がなく、
何をしたいのか自分の目標や考えを人に伝えるのが苦手なようです。
20代から安定した暮らしを望み、
まるでリタイア寸前の方のようなことを言われます。

変わらない点は、
このような時代でもお稼ぎになられている方は
いらっしゃるということです。
先日も某クラブのママのお誕生日に
一晩で1000万円を支払われたお客様がおります。

ビジネスで成功されている方は、
常にトラブルや訴訟と背中合せです。
トラブルに巻込まれた場合、守りにはいってしまうと、
良くて引分け、大体は(著名な側)負けることが多いそうです。
逆に攻めれば、良くて勝ち、悪くて引分けという結果です。

サッカーに例えれば、デフェンシブが良くても、
攻めてシュートしなければ
得点に結びつかず負けてしまうのと同じです。

資産運用は、やみくもに投資するのではなく、
いつでも攻められるキャッシュ・ポジション(現金)を
常に持っているかどうかが大事なポイント
だと思います。

ビジネスは景気や人間関係に左右されることも多いのですが、
変わらず夜の銀座で飲み続けておられるお客様は、
常に「攻める」ことを考えておられます。

攻めるためには、あらゆるシミュレーションと
それを遂行するブレーンは不可欠です。

また、志を持つ人に対しては
非常に興味をもってお会いする機会をつくっていると思います。

「何がしたいか解らないけれど、とりあえず成功したい」では、
資金力をもっている方達は、
わざわざ時間をつくって話を聞こうとは思いません。

人の縁は不思議なもので、
日頃から「何をしたいのか?」とその目的のために
「XXXが必要だけど手を貸して欲しい」と周囲に伝えていれば、
必要な人を引付けていくのかもしれません。

日本人は海外で働く人からみれば、
とても「曖昧」な表現が多いそうです。
日本の男性が奥様や恋人に
「言わなくても解ってくれるだろう」と思っていても、
相手はわかりません。

日本で成功されている方も海外の方も、
「自分の意志を伝えない人間に
こちら側から解ってやる必要はない」
と思ってしまいますので、
声にだして自分の目的や希望を伝えていきましょう。


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2011年7月30日(土)

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