10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第33回
コミュニティはお好き?

最近、森永卓郎氏の『年収崩壊』(角川SSC新書)を
読みましたが、年金の将来は暗いようです。
私の妹は福祉関係の仕事をしているのですが、
あるとき妹にきいてみたことがあります。
「ねぇ、アタシの見たところでは、ざっくり言って年金は将来、
現行支給額の4割程度しかもらえなくなるんじゃない?」
「そうだよ。ネェちゃん、よくわかるね。」

妹はあるケアハウスの管理職ですが
社会福祉で修士号を取り、
ケア・マネージャーなど四つの国家資格を制覇した自称、
『社会福祉国家資格四冠女王』です。
大学や看護学校で社会福祉を教えてもいました。

こんな社会福祉の第一線にいる妹が断言するのですから
年金が現行支給額の4割程度になるのはほぼ間違いない、
と私は見ています。
今の世の中、「長生きは最大のリスク」です。

年金があてにできない今、
「自分年金」の作り方を研究することも大切です。
しかし、お金さえあれば老後は本当に幸福なのでしょうか?
私はそうは思いません。

いくつになっても、人間に満足感や充実感を与えてくれるのは、
自分が人の輪の中に入っていて、
その中で頼られたり感謝されたりしているときだ、と思うからです。
老後の生活防衛と精神的充足感の
両方を満たす方法はないものでしょうか?

私は「相互扶助コミュニティ」のようなものを作れないか、
と真剣に考えています。
血縁でも地縁でもなく、気の合う仲間が近所に住んで
緩やかなコミュニティをつくるのです。
自立して暮らしているメンバーが
自分のできることを自分にできる範囲で
コミュニティに貢献するのです。

お金のある人はお金を、技能のある人は技能を、
元気な人は労力をコミュニティに提供します。
人の話を聞いてあげるのだって立派な貢献です。
誰にだって、何歳だって、
人様のためにできることの一つや二つはあるのではないでしょうか?

未曾有の超高齢化社会を乗り切るキーワードは
「コミュニティ」だと確信しているのですが、
いかがでしょうか?


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2007年12月1日(土)

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