10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第35回
出・出・出

4年前にノロウィルスに感染したことがあります。
その当時ノロウィルスは
今ほど有名(?)ではありませんでしたので、
三日三晩、嘔吐と下痢が続いたときは、
新型のSARSに感染したのでは、と真剣に思いました。

私は
「あらゆる薬(漢方・サプリメントを含む)を飲まないこと」と
「病院の半径3メートル以内に近寄らないこと」を
人生の二大基本方針にしていますので、
そんな状態になっても病院に行く、
という発想はないのです。

かわりに、床から起き上がり、本棚から本を探しました。
一冊目は「野口整体」の創始者である野口晴哉氏の
『風邪の効用』という名著です。
その本の「下痢を伴う風邪の対処法」というところを見ると、
一言「体の大掃除と心得よ」と書いてあるのです!

しかたがないので今度はヨガのテキストを探し出し、
「風邪の療法」を見てみると
「下痢は悪いものを出そうという尊い体の働きです。
薬などで止めてはいけません。」
とありました! 
もう処置なし。
「なるようになれ。」と思ってベッドに戻りました。
しかし、「体の大掃除」が良かったらしく、
それから2、3ヶ月間、体調はもう絶好調だったのです。

ヨガでは何よりも「出す」ことを大切にします。
下痢は悪いものを出す体の働きですから自然に任せますが、
便秘はアサナ(ヨガのポーズ)を用いて
絶対に解消しなくてはなりません。
呼吸法も教わるのは息の吐き方のみです。
体中の息をすべて吐ききることができれば、
空気は自然に入ってくるからです。

大量に発汗して体の老廃物を外に出す、
というのも健康のために本当に重要です。
普通のヨガをやめて
ホット・ヨガ(高温・多湿の室内で汗を出しながら行うヨガ)に
切り替えたのも汗をかくためです。
ホット・ヨガができない方は
どうぞサウナや岩盤浴で汗を流してください。
自宅のお風呂で半身浴でもかまいません。

ヨガにおいても、人生においても
「入れる」ことよりも「出す」ことのほうがずっと大切なのです。


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2007年12月6日(木)

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