10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第39回
大人の恋愛

最近思うことは
「若さというものが神の恵みであるように、
歳をとっていくのもまた神の恵みなのだ。」
ということです。
いたずらにアンチエイジングに励むばかりが能ではありません。
年をとることの恵みについて思いをめぐらすことも
時には必要なのではないでしょうか?

私にとって歳を重ねることの恵みの一つは
楽な恋愛ができるようになったことです。
若いときは、
どうしてあんなに独占欲や執着心が強かったのでしょうか?
だから相手も自分も縛ってしまうのです。

そういう恋愛は自分にとって苦しく、
相手にとってもかなり息詰まるような体験ではなかったか、
と反省しています。

恋愛を含めてよい人間関係に必要なのは
第一に「自己充足」していることでしょう。
自分1人でいられる能力、
1人でも楽しく生きられる能力が自己充足というものですが、
そのような能力を獲得できない若い時分は
相手を縛ったり、相手にすがったりしがちです。

第二に「健全な自尊心」が必要です。
若いときはしばしば、自分というものを必要以上に低く評価したり、
実像とかけ離れているほど高く評価したりします。
中年になってやっと社会の中での自分の位置を客観的に評価し、
健全な自尊心(セルフ・エスティーム)を持てるようになります。
そして、あらゆる人間関係には健全な自尊心が不可欠なのです。

おそらく、人間が「成熟」するということの意味は
恋愛ばかりではなく、
あらゆる人間関係において
相手を自由にすることができる力を指しているのです。
相手を自由にするためには
自分の中に「自己充足感」や
「健全な自尊心」がなければなりません。

ヒトを好きになることは子供にだってできますが、
二人の間にいい関係を築いていけるのは
成熟した大人の特権でしょう。
そう考えると単に歳をとるだけでは駄目で、
歳とともに精神が成長してゆくことが何より大切です。
外見だけが歳をとって中身が未熟だったりしたら
恋愛どころではありません。
悲劇です。


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2007年12月15日(土)

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