10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第40回
男と女の間には・・

以前『アンアン』という若い女の子向けの雑誌で
俳優の伊東四朗氏が人生相談をやっていました。
若いOLの相談なのですが
「私には親友がいません。
学校や職場で仲良しグループには入れてもらえるのですが、
学校や職場が変わるとそれっきりになってしまうのです。
どうしたら親友ができますか?」
というものです。

それに対する伊東氏の答えは含蓄のあるものでした。
「友達になるというのは
二人の間に
引き合うエネルギーが存在していなければならないのですよ。
そのエネルギーが存在していないところで
あなたがいくらジタバタしてもだめなのです。
努力すれば何とかなるというものではないのです。」

なるほど。
これは同性同士ばかりでなく男と女にも言えそうです。
亡くなったカウンセラーの河合隼雄氏が
いつかこんなことを書いていらっしゃいました。
「私のところに夫婦関係の相談にみえる方で
『お見合いで結婚したので相手のことをよく知らなかった。』とか
『付き合って3ヶ月で結婚したから
相手のことがよく分からなかった。』
と言う方がいらっしゃいますが、
それは嘘です。
男と女が一緒になるときには
二人の間にものすごい力が働いているものなのですよ。」

私は「ご縁がない。」というのは
お見合いオバサンの便利な断り文句だと長い間思っていました。
しかし、男と女の間に存在する、
お互いに引き合う「ものすごい力」のことを
昔の人は「ご縁」と呼んだのです。
そして、その力(エネルギー)は
何かもう「好き」とか「惚れている」という感情を
超越したもののように思えます。
「ご縁」というのは実に深い言葉です。
昔の人の言語感覚には、ただ感心するばかりです。

自分の人生を振り返って、
「あんなに好きだったのに、どうしてだめだったんだろう?」
と思う恋がありますが、
何がいけなかったというのではなく
二人の間にはエネルギーが存在していなかったのです。
「ご縁がなかった。」
と考えればあきらめもつくというものです。


←前回記事へ

2007年12月18日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ