10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第45回
子供に英語は必要か?

先日、英語教師の私、
英国で修士号を取って外資系企業に勤めている友人、
いろいろな外資系企業で翻訳をやったあと
現在はフリーで金融翻訳をやっている友人の三人が集まっていると
「子供と英語」の話題が出ました。

結論から言いますと
私も友人も子供に英語をやらせるのは絶対に反対でした。
英語を始めるのは中学1年からで十分です。

私は教育というものは投資であると考えています。
もし、英語に投資して
何らかの有形無形のリターンを期待するならば
アメリカの大学で修士号くらい取ることを目指してください。
単に1年間アメリカの大学にいた、
というのでは何の役にも立ちません。

私が修士号を取ったときは
もっとも厳しい教授の授業では教科書(3冊あった)と
雑誌論文数本で
一週間に100ページ以上の英語を読むことが課せられました。

そして、成績評価の対象となるのは
プレゼンテーションや試験もありますが
基本的にはペーパー
(学期レポート。私のときは英語で12、3枚でした。)です。
アメリカの大学は「ペーパー書いてナンボ」の世界ですから
英語が書けなければ単位はもらえません。

そして、ペーパーを書くためにも
10本から25本くらいの論文を読んで、
自分のペーパーに引用できそうな箇所を探さなければなりません。
ですから、英語の読み書きはスピードが命です。
機関銃のようなスピードでバリバリ読み書きするのでなければ
ペーパーの提出期限に間に合わない、
という事態に陥ってしまいます。

英語の読み書きを身につけるのは
中学1年くらいからでないと難しいでしょう。
小学校の間は日本語の読み書き能力の基礎を身につける
大切な時期です。
特に読書の習慣を身につけて欲しいと思います。
日本語を読んだり、書いたりすることが好きではない人が
英語で読み書きできるとは思えません。

「自分が英語を話せないからせめて子供には・・」
という親心はわかりますが、
英語への投資はよく考えたほうがいいと思います。


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2007年12月29日(土)

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