10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第46回
大人の隠れ家

あけましておめでとうございます。
今日は、早速お正月休みにでも訪ねたくなるような、
素敵な場所をご紹介します。

湯河原に隠れ家のような
素敵なフレンチ・レストランを見つけました。
新聞で全国オーベルジュ(注)・ベストテンというのを見ていたら、
その第九位に入るレストランが湯河原にあるというので、
友人に予約してもらいました。

(注)オーベルジュ:地方や郊外にある宿泊施設付レストラン

湯河原には友人のマンションがあって年に数度は訪れるのですが、
そのマンションから車で5分のところに
そのレストランはあったのでした。

土曜日のランチを予約してタクシーに乗り込むと、
車は急な坂道をどんどん登って
ほとんど山のてっぺんまで行くのです。
道路から一段下がった斜面を切り開いて
その小さなレストランはありました。

席に着くと目の前は全面ガラス戸になっていて、
ガラス越しには竹林、
そして竹林の向こうには遠く湯河原の全景が広がっています。

オーナーの方は東京で10年間レストランを経営した後、
東京のお店をたたんで湯河原にお店を出したのだそうです。
湯河原出身の方が故郷に帰っていらしたのか、
と思ったら生まれも育ちも東京とのこと。
「どうしてここにお店を出そうと思ったのですか?」と尋ねたら、
「この竹林のせいです。」とのお答え。

「本当はお店を出すときは何年もリサーチをして、
満を持して開店にこぎつけるのです。
ところが、この竹林を見ていっぺんで気に入ってしまい、
他の人に買われてしまうと思って、
その場で手付け金を払ってしまいました。」
確かに、不動産と人間の出会いというのは
男女の出会いと似たところがあって
「ここで逃したら二度とめぐり合えない。」
という気持ちになることがあるものです。
そして、そういう直感はだいたい正しいのです。

料理は相模湾で獲れた
新鮮な魚介類を軽いソースでいただくのですが、
どれも火の通し方が絶妙でした。
12月初旬の良く晴れた日に
竹林の木漏れ日の中でそんな料理をいただいていると
心身共に癒されて、
「ここは大人の隠れ家だなぁ。」
と思ったのでした。


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2008年1月1日(火)

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