10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第48回
成功の方程式 女編(その1)

三浦展氏の『下流社会』
および『下流社会 第2章』(ともに光文社新書)を
お読みになったことがあるでしょうか?
この2冊の中で最も印象深かったのは、
どういう女性が上流(いわゆる「勝ち組」)になれるか、
という分析です。

結論からいいますと
高学歴で大企業の正社員や専門的職業につく
高収入男を夫にする女性は
自分も高学歴・正社員(したがって高収入)なのです。

これは日本もアメリカと同じになってきたということでしょう。
アメリカ社会では高学歴・高収入の男性が
学歴も収入もずっと自分より下の女性と
彼女が若くて可愛いからという理由で結婚することは
ほとんどないと思います。
もちろん、例外はありますが
基本的にはいろいろな点で自分と同レベルの女性と結婚します。

アメリカにはどんな仕事にせよ
ジョブ・セキュリティ(仕事が一生安泰であること)というものが
ほとんどないので
高学歴・高収入の女性と結婚することは
リスク・ヘッジになるという側面もあるでしょう。
また、家と子供の教育にお金がかかるので
中流の生活を維持しようとするなら共稼ぎでなければならない、
ということもあります。
(アメリカの名門私立大学の授業料の高さは
日本の比ではありません。)

かつて、日本では女の子の学歴は短大卒で
仕事は腰掛程度にやったほうが幸せになれる、
という風潮がありました。
若さと可愛いらしさを武器に高学歴・高収入の男性と結婚して
家庭の主婦に納まるという成功の方程式が成り立ったのです。

しかし、いまやその方程式は完全に崩れました。
大企業に勤めていたって、
いつ会社がM&Aにあってリストラされないとも限らないのです。
たとえ仕事が安泰だとしても
子供を小中学校から私立に行かせ、
お稽古事をやらせようと思えば夫一人の稼ぎでは大変です。

そう言われてみれば、
確かに、結婚した元教え子にお相手のプロフィールを尋ねてみると
見事に自分と同じレベルの
学歴・収入・家庭環境の男性を選んでいます。


←前回記事へ

2008年1月5日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ